■その力■
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場違いな所にきてしまった、とランチアは思った。 寿司屋の店内はたくさんの人が集まっている。 それは「ボンゴレ」の仲間たちで。
自分は、違う。
「もっと飲み物はいかがですか?」 隅の方でぼんやりしていたら突然女の子に声をかけられた。 マフィアとは無関係そうな女の子。 曖昧に頷くと持っていたコップにオレンジジュースを注いでくれた。 「えと、お寿司は大丈夫ですか?ナマのお魚好きですか?」 「大丈夫だ」 つまらなそうにしていた、とでも思ったのだろうか。 気を使わせてしまったようだ。 「よかった、外国の人って生魚キライって人多いそうですから」 ランチアの目つきの悪さにも、顔の傷にも特に物怖じした様子もない。 にこにこと笑うその子に、つい聞いてみる。 「オレが怖くないのか?」 「え、何でですか?」 意外な事を聞かれた、というう風に女の子は目を丸くした。 「ツナさんを助けてくれたって聞いてますよ」 「・・いや」 助けたわけではない。 助けられたのは、自分の方で。だからそれを返しにきただけで。
ただ、それだけで。
「それにランボちゃんやイーピンちゃんやフゥ太くんがそんなに懐いてる人を怖いなんて思うわけありません。ハルは子供に好かれる人に悪い人は居ないと思ってます」 ハル、というらしいその子は拳を握り締めて力説した。 「ツナさんもすごく子供に好かれるんですよ!」 そうして自分のことのように嬉しそうに、笑う。 この子はボンゴレを本当に好いているのだな、と思った。
こういうところがボンゴレの力なのかもしれない。 人に好かれる。 人を惹きつける力。
「此処だけの話ですけど」 ランチアの沈黙をどうとったのか、ハルはこそりと耳打ちをした。 「獄寺さんは子供に好かれないんです!あの人はきっと極悪人なんです!!」 「だれが極悪人だアホ女」 最後の方は大きな声になっていたためすぐに当人がやってきた。 「それにすぐハルをアホ女と呼ぶんです!ハルはアホ女ではありません!ハルです」 「アホだからアホ女って呼ぶんだよ」 「アホではありません!」 目の前で繰り広げられる言い争いは、どう贔屓目に見ても低レベルで、小学生並みだ。 とはいえ、片方はそれなりに腕の立つボンゴレファミリーの一員だとランチアは知っている。 だけど、どうみても小学生の喧嘩だ。 子供のようなそのやり取りを眺めているといろいろ気にしていることが馬鹿らしくなってくる。
「仲がいいんだな」
そう呟いたら同時に「違います!」「違う!」と返ってきた。 その息の合い様にランチアはちょっと笑った。
自分もボンゴレに惹かれていると認めてもいい気がしてきた。
END
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獄ハル、ツナ←ハル
と見せかけてランチアさんの話です(^^ゞ
標的135
ランチアさんが来てくれてすごく嬉しかった!
ランチアさん大好き!
子供に懐かれてて可愛かったです。
子供大好きハルとは仲良く出来ると思うの。
2007.03.18