■ホゴシャ■
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誰かのはしゃぐ声で目が覚めた。 同室のガウリィもそれで目が覚めたらしい。 窓を開けると、誰の声だったのかすぐにわかった。 「ゼルガディスさん、ガウリィさん、おはようございます!!雪ですよ、雪!!」 外を駆けずり回っていたアメリアが、元気に挨拶してくる。 夜の内に積もったようだ。 外は白の世界だった。 「元気だねぇ」 おはよう、とアメリアに返してやった後、ガウリィがそう言った。 「・・・元気すぎだろう」 其れに対してゼルガディスはそう答える。 何時から起きてああやって走り回っていたのやら。 昨日だって散々歩いて、この町に辿り着き、やっと宿を取って休んだというのに、あの元気には平伏する。 「アメリア喜び庭駆け回り、リナは布団で丸くなる、ってカンジかな」 「何処の歌だそれは」 節をつけて歌うガウリィにゼルガディスは突っ込んだ。 「リナさーん雪だるま作りましょうよ!」 「イヤよ寒いものー」 「そんなー!せっかくの雪なのに!!」 「あーわかったわかった〜朝ご飯食べたらねー」 アメリアは今度はリナに向かって両手を振っている。 「わーい!」 喜んで飛び跳ねるアメリアが突然視界から消えた。 「?!おい!アメリア!!」 「うあー助けてくださいー」 慌てて外へ向かおうとするゼルガディスにリナの保護者を名乗るガウリィがしみじみと言った。 「何かゼルも保護者になってきたなぁ」 「・・・旦那と一緒にするな」
保護者になりたい、わけじゃない。
「うぅー起きられません助けてくださいー」 どうやら吹き溜まりにハマってしまったようで、アメリアは雪から抜け出せずじたじたともがく。 ゼルガディスははあ、とため息をひとつつくと、手を貸してやった。 「ありがとうございますー」 やっと起き上がったアメリアは丁寧に頭を下げて礼を言った。 「ゼルガディスさん、雪だるま作りません?どっちが大きな雪だるま作るか、競争しましょう!!」 懲りないアメリアがまたばたばた走り出そうとするのを手を掴んで止める。 「飯を食ってからにしろ」 「ああ!そうだった!早く戻らないとリナさんとガウリィさんに全部食べられてしまいます!急いで戻りましょう!ゼルガディスさん!!」 掴んだ手を握り返されて、少し戸惑う。 「ゼルガディスさん?」 その様子に、アメリアが不思議そうに小首を傾げた。 「まず、その濡れた服を何とかしてからだ。そのままじゃ風邪をひく」 「はい!わかりました!」 アメリアはにっこり笑った。 「心配してくださってありがとうございます!」 別に心配したわけじゃ。 風邪を引かれると後々面倒なだけで。 言い訳のように頭に浮かんだ言葉は、嬉しそうなアメリアの笑顔の前に、霧散する。 「早く戻ってご飯にしましょう!」 アメリアが再びゼルガディスの手を引く。 「そしてその後雪だるまです!」 「・・・・わかった」 根負けして了承すると、アメリアはまた嬉しそうに笑った。
保護者になるつもりは、毛頭無いのだけれど。 この手を離すことが出来ない。
END
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ゼルアメ
保護者が嫌ならコイビトになればいいのよ!
しかし石頭なので其処まで頭がまわらないのであった(笑)
季節はずれでスイマセン(^^ゞ
ビミョーにガウリナ。
2008.09.20