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■さつえり・つぼみ■つぼみとえりか■つぼみとえりか■つぼみとえりか■えりかとつぼみ■
■さつえり・つぼみ■
「えりか、嬉しそうですね」
つぼみが言った。
「ん?うん、そうだね」
そう言われて、自分がなんだか浮かれていると自覚した。
さっき、いつきの兄、さつきに頭を撫でて貰ったのだ。
「さつきさんに頭撫でて貰うとなんか嬉しい、かも」
なんでだろう。
もも姉にそんなことされたら子供扱いしないでよって怒ると思うのに。
「んー、なんでだろ」
触れられた頭に、自分で触ってみたけれど、何故だか理由はわからなかった。
***
予告でなでなでしてたからさ。
いや前もさつきさんはえりかのコトなでてたし
ナニかナイかなーって。
10.07.31
■つぼみとえりか3■
砂漠の使途を撃退して、心の花を持ち主に返して。
そんな帰り道、えりかが言いました。
「つぼみは最初の頃より、うんと強くなってるよ。私ももっと頑張るから」
「だから、大丈夫だよ!」
えりかは私がダークプリキュアに歯が立たなかったことを気にしていると思って言ってくれたのかもしれません。
いいえ、えりかは『言わないと分からない』人だから、そんなこと全然気にしていないのかも。
だけどえりかは思ったことを全部口に出すから。
だからえりかの言葉はまるでゆっくり効く魔法のお薬のように、私の胸にじんわりと広がっていくのです。
***
大丈夫だよ
10.05.04
■つぼみとえりか2■
「つぼみがどうしてそんなに自分に自信がないのか私には全然分かんないよ」
「えっ、でも私・・全然駄目ですし・・」
「そんなことないって!」
小さくなっていく声に、えりかの大きな声が被る。
「だってつぼみは頭いいし、すごく優しいし、私と違っていいトコばっかりだよ」
「そんなことありません!」
私と違って、なんてえりかが言うものだからつい大きな声が出てしまった。
「えりかはハキハキしてて明るくってクラスの人気者で・・凄いと思います」
えりかは嬉しそうに笑った。
「そんな風に思ってくれてんだ」
「はい」
「じゃあさ、そんな私がつぼみはいいトコばっかで凄い!って言ってんだから、もっと自信持ってよ」
えりかの、こういうところが、凄いと思う。
『言わせる』のが上手いのだ。
言葉にすれば其れは力になると知っている。
「わかりました!頑張ります!」
***
つぼみのお父さんの話の時に、えりかは言わせるの上手いよなと思ったのでした。
10.04.24
■つぼみとえりか■
「言わなきゃわかんないよ!」
えりかはよくそう言う。
確かにその通りだと思う。
はっきり言わないと伝わらないことってたくさんある。
時々はっきり言いすぎて相手を怒らせたり悲しませたりして、しょんぼりしたりしているけれど、えりかの『はっきり言う』ところを私は少し尊敬している。
私はなかなか言えないから。
一人でウジウジ考えているだけで、言葉に出来ないから。
言わなきゃ、わからない。
だから私は、これだけは言っておかなきゃいけないと思ってます。
「えりか、私はえりかのことが大好きです!」
***
お互い全然違うから、其処がいいんじゃないかなー
10.03.10
■えりかとつぼみ■
「ああ・・また怒らせちゃった・・」
普段から姉に『思ったことを口に出しすぎ』と指摘を受けているというのに、わかっていてもすぐまた言ってしまう。
しょんぼりと肩を落とすえりかに、つぼみは言った。
「でも、私はえりかのそういうトコ、嫌いじゃないです」
「えぇ?」
「えりかは思ったことを全部口に出すから」
えりかの言ったことは全部、えりかが『本当』に思ったこと。
「えりかの言葉は『嘘』じゃないから」
嘘じゃないから。
そんな風に言われたのは初めてだ。
否定され続けてきた自分の性格を、認めて貰えた。
「つぼみ〜〜」
えりかは目を潤ませてつぼみに飛びついた。
「大好き!!」
***
もう一拍考えて言え、とも思うけど
其処がえりかの良いところかな、と。
まさかのハトプリ。
10.03.09
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