■言葉で伝える■
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「シャズさんとラノウさん、これで幸せになれるよね」 お互い好き合っていながら、長いこと離れ離れだった二人。 シャズの離婚が成立して、此れからは一緒に暮らせるはずだ。 手紙に書かれていた「会いたい」という一言。 本当は結婚より前に、だた一言伝えれば良かったのだ。 「言わなきゃ、伝わらない言葉ってあるんだね」 シャズもラノウも本当は互いの気持ちなんてわかっていたはずなのに。 口にしなかったために、すれ違ってしまった。 「ラグ?」 ニッチがラグの顔を覗き込む。 氷河の里で『お姉さん』に会って、しばらく一緒に行動できなかったラグの大事な相棒。 ニッチは、わかってくれていると思う。 ラグがどれだけニッチに感謝しているか。 ニッチが居てくれるだけでどれほど元気を分けてもらっているか。 ニッチのことを大好きだか。 それでも、言っておきたい。 「ニッチ、ボクはニッチが相棒になってくれて本当に嬉しいよ。だから・・・だから、ずっとボクのニッチで居てね」 「相棒として!」 「うん、相棒として」 泣き虫ラグが少し目を潤ませながらその言葉を繰り返すと、ニッチは満足したようで頭をグリグリと押し付けてきた。
END
9巻。 ラグニッチ ある意味告白(^−^)
10.02.21
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