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■雪シュラ■雪シュラ■燐出雲■柔蝮■志摩出雲■
■雪シュラ■
さっきから飲み終わったチューハイの缶が此方に転がってくる。
態とだ、絶対。
気が付かない振りをしていたらさらにもう一つ転がしてきた。
どうも構って欲しいらしい。
年上のくせにこういう所が子供っぽい。
「何ですかシュラさん」
「何ですかじゃねえだろ雪男」
次の缶を片手に酔っ払いが言う。
「可愛い女の子がいいカンジに酔ってるっつーのに知らん顔してるなんて、お前若いのにホント枯れてんな」
「可愛い『女の子』?」
カーン!
途端いい音を立てて缶が頭に当たる。
こうされるとわかっていて、つい言ってしまうあたり、やっぱり自分はまだまだ子供なんだろう。
***
雪シュラ
11.10.08
■雪シュラ■
サタンに身体を乗っ取られた形になった雪男にはアタシの声も杜山の声も届きはしなかった。
ただ、燐の言葉だけが雪男に響いた。
まあ結果オーライ、なのだけれど。
何だか面白くない。
「どんだけ兄ちゃん好きなんだよ、このブラコンビビりメガネ」
「変な呼び方しないでください」
通常の『ビビりメガネ』に『ブラコン』追加。
否定は出来ないだろ、実際ブラコンなんだから。
雪男はすげえ不満そうだったけど、知るか。
妬いてるんだ、って少しは気が付けっての。
***
アニメ・雪←シュラ
燐の前にシュラさんもしえみちゃんも呼び掛けたのに
雪男ってば燐の声だけ反応するんだもの。
ど ん だ け ブ ラ コ ン だ よ (笑)
11.10.02
■燐出雲■
「はあ?剣が抜けない?」
「どうも精神的な問題らしくて…」
歯切れ悪く、もにょもにょ言う燐を馬鹿にしたように出雲は言った。
「そんなのわかってるわよ!私だって式神呼べなくなったことあるもの」
「そ、そうなのか」
剣幕に押される燐に畳みかけるようにさらに出雲は言う。
「いい?そんなのは心の持ちようなの。アンタ次第なのよ」
出雲が問う。
「アンタはどうしたいの」
どうしたいか、なんて。
「その青い炎で私たちを焼き殺したいの?それとも」
「守りたいの」
…守りたい。
そんなの決まってる。
もっと優しいことの為にこの力を使いたいってずっと思ってた。
見失いそうになっていたものが出雲の言葉で見えてくる。
霧が晴れるようにはっきりと。
「ありがとな、出雲」
礼を言うと出雲は気安く呼ばないでって言ったでしょ!と言ったけれど怒っている様子はなかった。
***
燐出雲
7巻あたりなカンジ。
しえみちゃんは燐をぎゅってしてくれたけど
出雲ちゃんは叱咤して元気にしてあげて欲しいなって。
11.09.25
■柔蝮■
「ごめんなさい…」
腕の中でただ蝮は謝罪を繰り返している。
一人残った和尚のことを案じてる。
お前が人一倍明陀のことを思っている奴だと言うことはオレが一番よく知ってる。
今度のことも明陀の為と信じての行動だったとわかっている。
「阿呆」
不浄王の目を身体に入れたせいで右目の所から爛れ、腫れあがった顔。
「女やぞ、藤堂」
違う。
女相手にこんな酷いことをしたから腹を立てている訳ではない。
蝮だからだ。
だからこんなにも奴が憎いのだ。
其れを自分が一番よく知っている。
***
柔蝮
ごめんなさい言う蝮が可愛くて…
柔兄が怒ってるのも良かった!
柔蝮!
11.09.11
■志摩出雲+しえみ■
「出雲ちゃんメアド交換せえへん?」
「気安く呼ばないでよ」
何回目かのケーバン交換をあっさり断って自分の席へ向かおうとした出雲にしえみが言った。
「でも志摩くん、私のことは杜山さんって呼ぶよね」
「え?」
このぼやっとした子がいきなり何を言い出したのかと思わず足を止める。
「私のことは『杜山さん』なのに神木さんのことは名前で呼ぶなあって思ったの」
そう言われれば確かにそうだ。
ぼんやりしているようで、結構変な所に気が付く子だ。
しえみはにこりと笑って言った。
「きっと志摩くんにとって神木さんは『特別』なんだね」
特別って何よ。
にこにこと悪気なさそうに笑うしえみに問い詰めることも出来なくて自分の席へ向かうしかなかった。
***
出雲ちゃんだけ名前で呼ぶなぁって。
11.08.20
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